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そのひと皿に、込められたもの

心をこめてていねいにつくられたお料理は、人の気持ちを変える。 今日、西荻窪の「食堂くしま」で食べたかぼちゃのセージバターソースのパスタ。 真っ白な光に包まれたような味、とでも言うような。 食べた後、うっとりするくらいおいしかった。 「人が食べる姿は、神に似ている」 という言葉を思い出すような、 なんだか、食べていることがそのまま儀式になるようなお料理。 (といっても厳粛な意味ではなく、なんというか、「神に近くなる」感覚。) 一口一口、食べるたびにどんどん自分が純粋な光になっていくような感覚。 くしまさんは、いったいどんな気持ちで お料理をつくっているのだろう。 厨房に立って、丁寧に丁寧にお料理する姿は なんだかやわらかい。 火や野菜たちと、しずかに対話しているような感じ。 食べおわって駅まで歩く道すがら、 目に映るものや肌に感じるものが、とても心地よくて。 気持ちがとても、調っていることに気づいた。 ばらばらだった心と体がひとつになるような感じ。 それはとても美しい状態。 今も至福な感覚が、体中に満ちている。