自分と向き合うマッサージ
2週間ほど前、大学の1年下の高橋奈央子ちゃんにアロママッサージをしてもらった。
彼女は現在、セラピスト資格を得るために実践を積んでいるとのこと。
大学時代からずっと、こつこつとアロマの勉強をしてきたそうだ。
奈央子ちゃんに会うのは2回目で、最初はキチムでお姉さんとやっているBarpipalの展示会を見に行ったので、アロママッサージをする人だとは知らなかった。
今回、改めてお会いしたときの「第2印象」は、映画『ソウル・キッチン』に出てくる理学療法士のアンナみたい、だった。
たまに通っている骨盤調整の先生と接していても感じるけれど、
人の身体に触れることのできる人には、独特の雰囲気があると思う。
自然に近いというか、やわらかい空気があって、接していて緊張しない。
そして話していると、なんだか安心してどこかに「還る」感じがしてくる。
どこにだろう?土に?羊水に?宇宙に?
とにかく、そういう何か大きなもののところに。
トリートメントは新百合ケ丘にある、奈央子ちゃんのご自宅で受けた。
最初にハーブティーを飲みながら、体調についてじっくりヒアリング。
次に、たくさんあるアロマオイルの中から今回使うものを選んで行く。
自分の好きな香りが、そのとき身体が必要としているアロマだというのが、この間行ったアーユルヴェーダのクリニックで言われたことと同じで納得。
それにしても、どの香りをよいと感じるかによってそのときの体調がわかってしまうなんて、すごい。
ハーブとお花がいっぱいの足湯をして、いよいよマッサージ。
私はプロのマッサージというものを過去に1回だけ受けたことがあったけれど、
そのときとは比べものにならないくらい、奈央子ちゃんのマッサージはすごかった。
手から伝え込まれる"気"みたいなものを、ものすごく感じた。
アロマオイルの成分はもちろんあるけれど、最終的には、マッサージって"気"なんだ、と思った。
手を通して、身体の奥深く、心の中にまでタッチされるような感覚。
でもそこに奈央子ちゃんの"我"はなくて、もっと大きなものがそうさせている、みたいな感じ。
最初は慣れなくて身体が硬かったけれど、どんどんほぐれていって、なんだか瞑想しているときみたいにいろんな考えごとが浮かんでは消えていった。はっきり起きているわけではないけれど身体の感覚はあって、寝ているのともちょっと違う。不思議な感覚。
途中、奈央子ちゃんの気配がなくなって、手の存在しか感じなくなったと言ったら、本人も集中してくると「無」になっているのだと聞いて、びっくりした。
最後にはっと戻ってくるのだと。
マッサージが終わってからもう一度ハーブティーを飲んで、いろいろな話をした。
身体のこと、仕事のこと、植物のこと、食べ物のこと。
「身体と向き合おうとすると、心に向き合いませんか?」という奈央子ちゃんの言葉が
とても印象的だった。
そう、身体と心は一つなんだ。 すっかり話し込んでから外に出たら、空がとんでもなくきれいな夕焼けに染まっていた。
うまく撮れなかったのが残念。。。
ものすごく美しいピンクとむらさきのグラデーション。
生まれ変わった私を、美しく、やさしい甘い色が包んでくれるようだった。
初夏の湿気を含んだ風が心地よくて、お祭りに行く前の高揚感みたいなものが湧いてきた。
こんなにすっきりしたのはいつぶりだろう?
スポーツした後みたいな心地よさだ。
なんだか、すごいものに触れてしまったなあ。
自分が自分に戻ったような、心と身体が近づいたような感じ。
ぐいっと一歩、前に踏み出すエネルギーをもらった。
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