The broken TV LIVE

誰もにひとつ、世界とコミュニケーションするための
もっとも素敵な手段があたえられていて
それを使って    この世に肉体をもってうまれてきたのだとしたら。
そんなことを思わずにはいられないライブを見た。

そのバンドの名は、「The Broken TV」。

最後の曲で、私は何故か人が死ぬときのことを想像した。
真っ青な闇の中、
ひとつ、ふたつ、赤や黄色の明るい灯がともるようにはじまる曲で
だんだんと真っ白な光に包まれて、
今まで生きてきたシーンが次々と現れては通りすぎていく。
激しく煌めく音と光のシャワーにのみこまれながら、
何か大きなものの一部に還っていく。
そんなことを感じた。

もしも命が終わる時、こんな音が耳元で聞こえていたのなら幸せだ。
少しも悲壮感はなく、
ただただ光に包まれるようにして、最期の炎を燃やしていく。

自分たちに授けられた「手段」を実行した人たちによって奏でられた音楽には、
強いパワーが宿っていた。



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